音楽的生活1983-2008
音楽ってCDを聴いたり、ライブやコンサートに行くだけではなくて、日常生活でも音楽的なものってあるはず。 このページではそんな音楽的な出来事を紹介していきます。
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2008/12/16 [Tue] 23:29:34 » E d i t
パフュームが大活躍だった2008年。
奇しくもYMO結成から30周年の年です。
なんとも感慨深いものがありますね。

この書籍は昭和から平成までのテクノ歌謡の名盤をレビューしたものです。
以前、CDでテクノ歌謡シリーズが連続リリース時に発売された書籍「テクノ歌謡マニアクス」の続編のような雰囲気を持つ本です。もちろん編者は違いますが。
「テクノ歌謡マニアクス」がYMOから始まったテクノ歌謡の歴史的な発掘作業という趣向、回顧的な書籍だったのに対して、今回はパフュームから始まるテクノポップの未来を想像させてくれる、比較的前向きな書籍という気がします。

価格は1890円と少々高く、購入を躊躇しましたが、何度も楽しめること、資料的な価値があること、そして何より優れたカタログとしてこれから使用に耐えうるということで購入しました。
さらに近田春夫、鈴木慶一、小西康陽、つんくのインタビューを収録しているというところもポイントが高いですね。テクノ歌謡、という趣旨に沿っていると思います。

なお、今回の書籍と連動してテクノ歌謡アルティメット・コレクション1~3までリリースされます。1については4年前にCDリリースされた「イエローマジック歌謡曲」「テクノマジック歌謡曲」のベスト盤的なアルバムですが、2、3についてはそれから離れた独自の選曲になりそうなので期待大です。
アルティメット・コレクション1収録曲は次の通り。

1. 宇宙人ワナワナ(アパッチ)
2. 憧れのラジオ・ガール(single 用)(南佳孝)
3. ROBOT(榊原郁恵)
4. ジェニーはご機嫌ななめ(ジューシィ・フルーツ)
5. 浮かびのピーチガール(シーナ&ザ・ロケッツ)
6. Last Pretender(ピンク・レディー)
7. 咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3(ユー・アンド・ミー・オルガスムス・オーケストラ)
8. 恋はルンルン(伊藤つかさ)
9. ハイスクール ララバイ(イモ欽トリオ)
10. コンピューターおばあちゃん(酒井司優子)
11. 赤道小町 ドキッ(山下久美子)
12. ねらわれた少女(真鍋ちえみ)
13. わがままな片想い(松田聖子)
14. 鏡の中の十月(小池玉緒)
15. 禁区(中森明菜)
16. 玉姫様(戸川純)
17. 風の谷のナウシカ(安田成美)
18. くちびるヌード(高見知佳)
19. HOSHIMARU音頭(TPO)
20. コンビニ天国(宍戸留美)

なかなか豪華な選曲ですが、ほとんどの音源は所有しているので。テクノ歌謡初心者にとってはあくまで入門編というところかも。鏡の中の十月(小池玉緒) はやはり名曲ですね。今回も収録されてよかったなあ。

もうすぐ2009年。
来年はどんなテクノ歌謡発展系音楽を聴くことが出来るのでしょうか。
楽しみだな。

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

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2008/12/04 [Thu] 22:45:40 » E d i t
               ストップ!にいちゃん

最近のコミックはほとんど読まなくなってしまったけれど、この「ストップ!にいちゃん」は読みたい作品のひとつです。もっとも1962年から光文社の雑誌「少年」に連載されていた作品なので新しい作品、というわけではないのですが。今年、回顧漫画専門出版社であるマンガショップから全九巻、作品完全収録で発売されたわけです。中古本屋やオークションなどで高額で売りに出されているだけに、必ずしも安い値段ではないけれど、オークションなどで購入するよりずっと安価で入手できるというのは作品にとっても、読者にとっても嬉しいことです。マニアやコレクターだけに独占させておくには勿体ない、そんな作品なのだから。

関谷ひさしの代表作といえば、1962年から光文社の雑誌「少年」で
連載された本作『ストップ! にいちゃん』であろう。
同雑誌では、手塚治虫の『鉄腕アトム』や横山光輝の『鉄人28号』
などと肩をならべていた作品であり、翌年学年誌で連載された『ファ
イト先生』とともに、第九回小学館漫画賞を受賞した作品である。
本作では“五中のスーパーマン”南郷勇一を主役に、しっかり者
の弟 賢二、隣家に住む天敵 サチコ、南郷家の愛犬 ボスと
いった面々が、漫才のようなホームドラマや学園ドラマを見せてくれる。
また作者が得意とするレース漫画と野球をはじめとするスポーツ漫画の
要素も加わり、関谷ファンにとってゼータクな作品だ! 今回は「少年」
に掲載された全エピソードを順次収録している。この傑作をファンの前に
お届けできることを喜びとしたい。


この作品、いい意味で漫画なんですね。コミックでもマンガでもなくて。
ましてや絶対にサブカルチャー的文脈で語られることもない、そんな漫画なんです。
でも漫画だからいいんですね。当時の少年たちがどれだけ熱中してこの漫画を読みふけったことか。ボクはリアルタイムで読むことは出来なかったけれど、その少年たちの熱気がページから伝わってくるようで。

魅力はその明るさとなんといっても絵に尽きるでしょう。
何十年も経過しているだけに絵そのものは古いのですが、ボクにとっては今に通じるスタイリッシュさを感じるのです。こんな絵が描けたらいいだろうなあ。

考えてみれば、ボクはいつこの作品のことを知ったんだろう。
ちょっと記憶にないのが残念です。いつだったんだろ。

おおらかで、楽しい、今の時代にはなかなかお目にかかれなくなったそんな漫画をしばらく楽しみたいと思います。

テーマ:今日読んだマンガは? - ジャンル:アニメ・コミック

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[BOOK006]福永武彦/廃市 
2008/11/17 [Mon] 22:19:02 » E d i t
そろそろ雪の季節。
こちらではこの数日が秋と冬の狭間というところでしょうか。
降るのかな。通勤を思うと憂鬱。

そんなわけでこの秋は読書三昧といきたかったのですが、ほとんど読まずじまい。かろうじて数冊というところでしょうか。なんといってもCS日本映画専門チャンネルに加入して昭和ゴジラ特集、相米監督特集を延々と見続けたということ、仕事でかなり煮詰まってしまっていたこと、まあそれらが主原因ですね。

でもこれではいけない、冬になる前に少しでも読書をと、福永武彦の廃市などを読みました。この作品も実は大林宣彦監督によって映画化されていて、前記の日本映画…で久しぶりに鑑賞したということも、福永作品を読もうと思った理由のひとつでもあるのですけれど。

福永武彦といえば、特撮ファンにとって印象深い作品なのです。実はモスラという映画があるですが、何故か福永さんが脚本を手がけているのです。そのためか第一作のモスラは幻想的でメッセージ性が強かったりします。あとは言うまでもありませんが池澤夏樹先生のお父さんでもあり、声優の池澤春菜さんの祖父でもあるわけです。うーん、芸術家族。

水郷のあるロマネスクな町を背景に、悲劇的で古風な美しさをたたえた姉と、快活でよく笑う妹に、同時に愛された青年の孤独な生を捉えた作品


舞台は柳川です。そういえば最近読んだ恩田陸の「月の裏側」という作品の舞台は箭納倉。両方とも偶然に水の街を舞台にした物語ですね。

水の町、憧れます。
こちらは水の町ならぬ、雪の街にそろそろ姿を変えるわけですね。
片や水郷都市、片や雪の街。
日本は広いです。

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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2008/11/01 [Sat] 22:46:25 » E d i t

誰よりも聡明な少女・真鶴は、女であるというだけで学問を修められないことを不公平に思っていた。跡継ぎと目されていた兄の失踪を機に、宦官・孫寧温と名乗り、性を偽って生きていくことを誓う。

科試に合格した寧温は、王府の役人として、降りかかる難題を次々と解決し、最速の出世を遂げていく。そんな寧温を阻む、数々の敵…。


池上永一先生の作品はほとんど読んでいるのだが某短編集以外は全て好きである。
「風車祭」「レキオス」「ぼくのキャノン」「シャングリ・ラ 」そしてこの「テンペスト」もそれらの仲間入りをするに違いない。冒頭部分を読むだけでそれが伝わってくる。これは傑作になるだろう。いつもの面白い池上作品の雰囲気が漂っている。

池上作品の特徴、正確にはボクが気に入っている部分はシリアスな物語に時折見られるユーモア感覚なのではないかと思う。それは登場人物であり、その言動や行動であり、会話でありシチュエーションだったりするのだが、その感覚がボクはとても気に入っている。本作でもその萌芽が見られるようなのでこれからの展開に期待したい。もっとも今回は内容が比較的シリアスな歴史物語なので少々心配しているところではあるのだけれど。

そんなわけで上下巻、総1800枚を超える大作なので最後まで辿り着けるかどうか。
まずは年度内読了を目指して頑張りたいものだ。
やっぱり長編はいい。

テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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2008/10/22 [Wed] 22:03:50 » E d i t
ふらりと中古CDショップに立ち寄ったのだが、例によって500円棚を見ているとモロッコ/crossroads of timeというモロッコ音楽のCDを発見。すぐに購入してしまった。

内容はそのものずばり、モロッコの音楽を紹介しているわけだが、日ごろ聴く機会が少ない音楽だけについ聴き入ってしまった。実に新鮮な音楽体験である。実際に行ったことはないのだが、砂漠の熱気を感じる。湿度がほとんど皆無。空気もましてや自分自身すらも乾ききっているような、そんな環境のことを。

このCDを聴いているうちに中山可穂の作品「マラケシュ心中」を思い出した。今年は過去に読んだ本を読むことが多く、ある意味原点回帰の年でもあるわけなのだが、この本もその中の一冊。
中山作品はどれもエネルギーがいるけれど、この作品は中でも特に激しい。

愛は、極めねばなりません。
極めたら、死なねばなりません。

山本周五郎賞作家がおくる、戦慄と至福の書下ろし傑作長篇。
究極の恋愛小説。

恋がいつか必ず終わるものなら、
わたしたちは恋人同士になるのはやめましょう。
何も契らず、何も約束せず、からだに触れ合わず、それゆえに嫉妬もない、
いかなるときも自由で、平明で、対等な関係のまま、
いつまでも離れずに、この世で最も美しい友になりましょう。――(本文より)

女性と女性の性愛の深み、歌人の中に吹く淫蕩の嵐を北アフリカの砂漠の嵐に呑みこませて綴る恋愛小説。

どの作品も好きなのだが、この作品が彼女の最高傑作であるのは間違いない。(猫背の王子という意見もあるが)
「マラケシュ心中」に登場する緒川絢彦は、短歌を詠む歌人である。
その歌は激しい性を生々しく表現し、当人もまた何人もの女性と関係をもつ。
そんな彼女が小川泉という女性との出会いによって大きく変わっていく。
良くも悪くも。

憎い。憎い。憎い。泉が憎い。赤ん坊が憎い。先生が憎い。この世のありとあらゆる夫婦が憎い。セックスさえすればかんたんに子どもをつくれるやつらが憎い。子どもをだしにして愛を引き留めるやつらが憎い。そしてわたしは誰よりも神が憎い。男女のあいだでしか生殖を可能にしなかった神が憎い。同性同士の愛を変態を呼ぶ世界をつくった神が憎い。このように不公平で不完全な世界をつくって平然としている神が心底から憎い。脳の血管が切れるほど、はらわたを掻きだしてぶつけたいほど、憎くて憎くてたまらない。

この憎しみと痛みこそがこの物語の本質ではないかと思っている。

そんな中山作品に隠されている狂気を思いながらCDを聴いている。
多分一生行くことがない場所だが、せめて音楽と小説でイメージの旅行をしてみようと思う。

テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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