音楽的生活1983-2008
音楽ってCDを聴いたり、ライブやコンサートに行くだけではなくて、日常生活でも音楽的なものってあるはず。 このページではそんな音楽的な出来事を紹介していきます。
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2008/07/21 [Mon] 21:40:03 » E d i t
なんだかんだでこの春から一ヶ月に一度程度はコンサートに(主にクラシックですが)に行ってます。今までの自分では想像がつきませんが、せっかく機会があるのならば活かさないのは勿体ないですからね。でもこれってどういう心境の変化なのかなあ。いい方向だとは思いますけれど。

そんなわけで小菅優さんのピアノリサイタルです。
今回の会場はアトリオンという複合施設にある音楽ホールでした。
客席としては700席規模のホールで音響はまずまずだったと思います。
閉塞感があったのは仕方ないでしょう。サントリーホールはやはり別格ですから。

実は小菅さんについてほとんど知らなかったのですが、その力のある超絶技巧演奏には驚かされました。ジャズでいえば上原ひろみさんのような、といえば伝わるでしょうか。演奏技術はもちろんですが、その力強い演奏に驚愕してしまいました。写真のイメージではお嬢様の演奏、という気がしていたのですがとんでもなかったです。

出来ればピアノ演奏会ではその演奏する手の動きが見たいと思ったので当日券にかけたのですが、前から八列目、ちょうど手の動きが確実に見ることが出来る場所を確保できました。前売り券は各店に配布されるため、自分の気に入った場所がどの店で販売されているかは分かりませんから。ただ今回はうまくいきましたが、毎回うまくいくとは限りません。

そんなわけで本日はシューベルトのピアノソナタ第14番イ短調、3つの小品とラヴェルのソナチネ、夜のガスパールでした。どの作品も彼女の演奏技術の確実さを感じさせる出来ばえ。

なんといっても聴いているこちら側に伝わってくるんですよね、緊張感が。
やはり本当の演奏家はこうでなければ。
トークが楽しい演奏家は演奏家でいいのですが、ボクとしては音楽を聴きにきているのだから、こちらがショックを受けるような演奏を聴きたいわけです。
今日はそんなわけで最初から最後まで演奏そのものを堪能しました。

残念ながら観客席が満席とはいきませんでしたが、実に勿体ない。
TVCMも頻繁に流されていましたが、もっと彼女の演奏技術について触れた方がよかったのではないかとさえ思います。下手だなあ、宣伝方法。そう思います。

さて今日の演奏で感じたことがひとつ。
シューベルトの演奏では彼女の演奏と速度に圧倒されました。つまり彼女のピアノ技術が目立っていたということなんです。
ですが後半のラヴェルではそれらはもちろん感じられるのですが、映像が頭の中に浮かび上がってくるのです。これは不思議な感覚でしたね。シューベルト作品では全く感じられなかったのにもかかわらず、です。
ちなみに「ソナチネ」では、広い草原。音がその草原一杯で鳴り響いているような映像。「夜のガスパール」ではたくさんの音の粒が暗い夜空に吸い込まれていくような映像、なんです。

聴き手であるボクはそれほど成長していないでしょうから、それはやはり彼女の演奏力がボクにそんな映像を見せてくれたか、あるいは作曲家がイメージしたであろうイメージが伝わってきた、というところでしょう。そんな体験なかなか出来るものではないです。

あとはやはり優れた演奏に「テクノ」を感じました。
ボクが常日頃から感じている「テクノ」というのはYMOやパフュームではないんですね、実は。
もっと広い意味で「技術」としての音楽方法論のひとつということなんですね。
YMO全盛期には機械が演奏するということに意味があったのですが、今では当たり前のこと。逆に人間が機械のように演奏するというような部分が新鮮なわけです。機械のように、というと御幣があるかもしれませんが。

帰りに例によって購入したCDにサインをもらってきました。
でも今回はサインよりその録音された音に驚かされました。
19歳デビューCDとは全く思えない天才仕事なんですから。
ちなみに彼女のデビューCDは「リスト:超絶技巧練習曲集」です。

そんなわけで神尾真由子さんに引き続き今回もベタ褒めしてしまうのでした。
若手だろうがベテランだろうがすごい演奏家っているものです。また聴きたいなあ。

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

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コメント
この記事へのコメント
いいですね。
小菅さんのCD持ってますよ。
彼女、いいですよね。
私、リストが好きなんです。それで彼女のデビューCDを…
それからリサイタルがあれば…と思いつつ、機会がなくて何年も…今に至ります。
満席じゃないなんてもったいないですね。
そういえば、坂本龍一プロデュースの「ロハスクラシック・コンサート2008」のゲストですよね。
2008/07/22 Tue 09:54:27
URL | ハリー☆ #-[ 編集 ]
>いいですね。
ハリー☆さん

持ってましたか!。
ボクが購入したのはスペシャルパッケージゴールドディスク(盾)仕様でした。一瞬通常ディスクが何枚もあってので、最新アルバムにサインがいいかなと思ったのですが、この盾盤を購入してよかったです。サインが実によく映えるんですね。

リストが好きなんですか。
これすごい演奏ですよね。19歳で録音って…。
もっと知られてもいいのではないかと思います。
今回の坂本さんのロハスコンサート出演でいい方向に向かってくれたらいいんですけれど。

ぜひ機会があれば生演奏をお聴きになられることをオススメします。とにかく超絶、でした。
2008/07/22 Tue 22:49:11
URL | 未来派1983 #x9/xA2t2[ 編集 ]
>「テクノ」を感じました
というのがいいですね。

そうかも、機械的技術がどんどん進む一方で
人間のもつ技術や技能、果てしない可能性もまた
果てしなく伸びていますよね。
人間が人間の限界を超えていくような感覚なのかな。
美しいと思います。

なあんてね、小菅さんを知らないクセに…今度聴いてみますね!!
2008/07/22 Tue 23:23:54
URL | ユリ #-[ 編集 ]
>「テクノ」を感じました
ユリさん

昨年某有名三人組に感じなかったテクノがそこにあったのです。そうか、ボクはこれを求めていたんだなと。久しぶりにテクノを感じた休日の午後でした。

人間の限界というより、人間が持つ技術の可能性を感じる、というのが近いんじゃないかな。そんな気がします。スティーヴ・ライヒ作品に挑む演奏家たちにも同じものを感じますね。あの執拗なまでの反復音楽は伊達じゃないです。

テレビなどで演奏を聴く機会があればいいですね。ボクも楽しみにしているのです。次回はいつになるのかなあ。
2008/07/23 Wed 00:18:26
URL | 未来派1983 #x9/xA2t2[ 編集 ]
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