音楽的生活1983-2008
音楽ってCDを聴いたり、ライブやコンサートに行くだけではなくて、日常生活でも音楽的なものってあるはず。 このページではそんな音楽的な出来事を紹介していきます。
06« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»08
スポンサーサイト 
--/--/-- [--] --:--:-- » E d i t
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 *  TB: --  *  CM: --  * top △ 
2008/06/05 [Thu] 23:30:08 » E d i t

心中する文士、逃げる文士、うまく立ち回ろうとする文士…姦通が、世の禁忌であり罪悪だったころ、それが白日の下にさらされた時に文士が見せた顔、顔、顔。明治から昭和にかけて、各時代を代表する文士・男女十一人の姦通をめぐる事跡を、『昭和文学史』を書き上げた「名探偵」川西政明が丁寧に追う。普段目にすることが少ない、「文豪若かりしころ」の写真も多数収録。姦通に苦しみ姦通により更なる元気を得た文士が、渾身の力で織り成す人間曼荼羅を堪能できる新書。

これ出張の移動中と出張先のホテルで読んだのですが、どの文士たちも凄いですね。
北原白秋
芥川龍之介
谷崎潤一郎
宇野浩二
宇野千代
岡本かの子
佐多稲子
有島健郎
志賀直哉
島崎藤村
夏目漱石
文学の勉強をしている方々にとっては「いまさら…」というところなんでしょうけれど、文学が文学として成立しなくなっている現在、ある意味この事実の羅列が文学的なのかもしれませんね。

同じ姦通という問題(果たして問題といえるかどうかは別問題ですが)でも、その文士によって捉え方が全く違うんですよね。実に勉強になります。
印象深いのは北原白秋、宇野浩二、宇野千代あたりです。
実生活がそのまま文学になっているんですもんね。いや生き方そのものが文学だった、とでも言ったらいいのでしょうか。
それにしてもほとんど読んでませんね、登場する文士の作品。
宇野浩二くらいかな、熱心に読んでたのは。

百年生き続けた宇野千代さんの若かりし頃も破天荒ですね。
僕らが知っている宇野千代とは全く違う顔を見せてくれます。

いずれにしろ教科書で畏まった表情を見せている文士たちよりずっとずっと親近感を持ちますね。
実に人間的ですもん。

本中で印象深いのは

文士は姦通すると元気になる。
男の文士も女の文士も、
姦通することで元気が出るのはおなじである。
そして姦通すると、どういうわけか、傑作が生まれる。

というところですね。
人としての修羅を越える、あるいは渦中に傑作が生まれる。
なんだか閉じている気もしますけれど、この時代では仕方ないのかもしれません。
広がりようがないですもんね、想像力が。

この本を読んだことでますますこの時代の文学を読んでみたくなりました。

にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へ
スポンサーサイト

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

書籍 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://harmoniodeon83.blog39.fc2.com/tb.php/466-91400a06
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。