音楽的生活1983-2008
音楽ってCDを聴いたり、ライブやコンサートに行くだけではなくて、日常生活でも音楽的なものってあるはず。 このページではそんな音楽的な出来事を紹介していきます。
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2008/05/29 [Thu] 21:57:20 » E d i t
たまには社会派きどりで。

押し入れの天袋に女 マットレス持ち込み、隠れ住む?
2008年05月29日10時36分

 民家に忍び込んだとして、福岡県警粕屋署は28日、住所不定、無職堀川タツ子容疑者(58)を住居侵入の疑いで現行犯逮捕した。押し入れの天袋にマットレスが持ち込まれており、同署は数カ月間隠れ住んでいた疑いもあるとみている。堀川容疑者は「住む所がなかった」と話しているという。

 調べでは、堀川容疑者は28日午後3時ごろ、同県志免町の無職男性(57)宅に侵入した疑い。

 男性は一人暮らし。家の中で食べ物がたびたびなくなったことから、何らかの反応があると画像を携帯電話にメールで送る仕組みの警報装置を設置。28日午後に外出した際、家の中で人が動き回る画像が携帯に送られてきたため110番通報した。駆けつけた粕屋署員が、天袋に隠れていた堀川容疑者を見つけた。

 同容疑者は以前にも男性宅に侵入したことがあるらしい。天袋にはペットボトルなども持ち込まれていたという。


このニュースを読んで、僕は二つの物語を思い出しました。
江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」と宇野浩二の「夢見る部屋」の二作品です。
前者はともかく宇野浩二の名前を知っている人というのはかなり少ないかもしれませんね。

江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」。
舞台は東京のうらぶれた下宿館。屋根裏を徘徊し、住人たちの淫らな私生活を覗き見していた青年が、次第に恐ろしい犯罪に手を染めていくという物語で比較的ご存知の方は多いのではないでしょうか。映画にもなっていますね。

問題は宇野浩二の「夢見る部屋」ですね。
妻もあり子もいる小説家の男の奇妙な生活を書いたもの。
この男は夢見がちな人間で、かつ秘密癖があり、部屋ができるだけ誰の目からも遠ざけられることを願い、部屋中に山の写真を飾っては眺めて楽しむ毎日を暮らす。そんな男がある時新しい女のために新しい部屋を借りるのだが…。、というような物語。

このニュースの彼女も実は後者の小説家のような気分だったんじゃないかな、と考えたりして。
でもきっとそれは考えすぎですね。だってこのニュースからは彼女の物語が感じられないもの。しかも少しも幸福には思えない。

新しい部屋を女のために借りた小説家はそこで何をするのかといえば、部屋の壁にかねて愛着のある映像の数々を大きく写し出すことに夢中になり、天井のガラス張りの覗き穴越しに、夜空の星々のきらめきを眺めてひとり楽しむ、わけです。どうです、子供のように喜んで幸福感いっぱいだと思いませんか。まったくうらやましい。

そんな二つの物語を思い出しました。
佐藤春夫の「美しい町」も世界観が近いとは思いますがそれはまた別の機会に。

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